行事、行動などについて前もって決めること。また、その決めた事。

予定は大切。

僕らひとりで生きている訳ではないから、知らず知らずのうちに誰かと何かを共有していたりする。だから自分が動く事で、誰かが動いてくれていたりする。動いてくれようとしていたりする。

だから、予定は大切。

そんな予定だけども、自分は台風や地震や色々なおっかないがやってきた時、色々な方に迷惑をお掛けして申し訳ない話なのですが、辞退させて頂いております。自分の『たいせつなもの』の為に、今までそうやってきたし、これからもそうしていくつもりでおります。

でも、

2020年、今年の3月の予定はキャンセルしませんでした。

この『おっかない』はひとつじゃない、そうはっきり気付いたから。

だから、あくまでどちらも舐めたり諦めたり逆らったりするのではなく、頂いた機会を無駄にしない様、全力で歌う為に沖縄へ行って参りました。

結果、

行って良かった。行けて良かった。

『行って良かった』『行けて良かった』というより、もしもあの時行かなかったら行けなかったらという選択肢を、タモリさんの世にも奇妙な物語みたいにテロリロリッテロリロリッと出来たとして、今みえているもの全てが徐々に徐々に透明になって消えてしまう様な世界なんて想像すらしたくない程に行けて良かったのです。きっと行かなかった場合の道の先にみえていたであろうものなんて、今みえているたいせつなものに比べたらたかがしれてる。そう言いきれる。心の底からそうはっきり断言出来る位にたいせつなものが沖縄には沢山沢山ありました。

ツアーメンバーに自分を加えて下さったチバ大三さんとアンダーソンさんには感謝してもしきれない程に感謝しております。

そんな、たいせつなものがみつかった沖縄から戻った僕は、沖縄のミュージシャンである北海ヶ崎Pすけさんと、こんにちに至るまでほぼほぼ毎日の様に連絡を取り合うようになるのでした。

沖縄の事、

東京の事、

自分の身の回りの事。

灯りがひとつひとつと消えていきました。

僕らは、毎日毎日お互いの異なる考えをぶつけ合いました。

出会った事のない病気は恐い。

でも、

恐いのは病気だけじゃない。

生きる為の活動を制限されて、生きてはいけなくなるという現実。自分はよくても、そんな状況下にある人がいるんだという現実から絶対に目を背けちゃいけない。

いつもよりも暗い夜、家の目の前の学校の前をパジャマ姿で何周もぐるぐるぐるぐるしながら話をしました。

恋人かよっての話ですよね(笑)

(↑あ、村男は女性が好きです。最近の女性は痩せすぎていらっしゃると嘆いております。)

不思議なんですよね。

彼とは音楽も考えも立ってる場所も全然違うんです。

全然全然違うのですが、

「たいせつなものを守らなきゃ。誰かの為じゃなく自分の為に守らなきゃ。」

「何かしなきゃ！」

「何が出来る？」

二つの自問自答がぴたりと重なりました。

もう、ひとりじゃなかった。

真っ暗闇でも恐くなかった。

場所も違う、

状況も違う、

けれど、変わらないものがそこにはあったのです。

そして、

自分の自分による自分のたいせつを守る為の『東京2020』DVDが生まれました。

きっと、

世界が『自分の考えや行動は正解だか自分の考えや行動以外は不正解』だなんて、ひとつの恐怖だけしかみれていなくて、誰かの立場を想像する事も出来ず人のせいにばかりする様な世の中じゃなかったとしたなら、、、

様々な考えの人がいて、様々な状況の人がいるという事をきちんと考える様な、わかれなくても、わかろうとする事が出来る様な世の中だったなら、、、

彼とこんなにもお互いの意見をぶつけ合う事もなかったんだろうな（ ´  ×｀）

北海ヶ崎Pすけさんと、この理不尽な世の中無しでは生まれてこなかったもの、たいせつなものが2020年には沢山沢山ありました。

船から別の建物を経て移動する『事もしない』ところから始まって、子供達の学校を休ませて、大人達の仕事は休ませない。大人達が休まないから幼稚園は休めても保育園は休めないだなんて訳のわからない政策。

一部だけを補償し自粛させるのに、自粛出来ない人は無視する緊急事態宣言。

子供達から甲子園を奪いプロ野球を開催し、子供達から修学旅行を奪いGOTOキャンペーンを開始し、子供達から運動会を奪いオリンピックの練習は再開する、本当勝手な大人都合で子供達が振り回される馬鹿みたいな社会を許してしまう馬鹿みたいな僕ら大人達。

不平等に全く使えない配ってる人達が先ず使っていないマスクを配ってみたり、不平等に子供の数だけをみて過剰にお金を配ってみたり、不平等に従業員の数が多ければ多い程に少なくなる様なお金の配り方をしてみたり、一定の人達だけ、知ってる人だけが特をして、本当に必要としている人には全く行き渡らない仕組みでお金をばら蒔いてみたりと、お見事と言うしかないいつも通りのわかりにくいお金の使い方。

屋形船は危険だ、スポーツジムは危険だ、ライブハウスは危険だ、サーフィンは危険だ、パチンコ屋は危険だ、東京は危険だ、夜の街は危険だ、歌舞伎町は危険だ、自分の考え以外は危険だと、絶えず何かのせいにしては「迷惑かけるな！」「責任持てよ！」と、簡単に口に出来ちゃう事が一番危険だという事に気付きもせず、無責任に口に出来きてしまう足場の上に偶然にも立っているという事に気が付かないあなた。

『機は熟せり』

そして、

『危は熟せり』

からの、

『機は熟せり』

そしてまた、、、

10月、

未だテレビが、やれGOTOイートだやれGOTOトラベルだと言うてた時期。

沖縄の北海ヶ崎Pすけさんから2020年ワンマンライブのゲストとして参加して欲しい。寧ろその日はワンマンではなくツーマンライブをしようと声をかけて頂きました。

正直、GOTOイートだGOTOトラベルだに関して自分は全く興味がなかったし、利用する気もありませんでしたので利用しませんでしたが、即飛行機のチケットを取りました。(本当は数日お金の問題でぐでぐてしてましたが笑)

そして待ちに待った12月、

「若者達が広めている」とか言いながら65歳以上はGOTO対象外みたいな、これまた訳のわからん矛盾からの、年末年始にあたる12月28日から2021年1月11日までの間、GoToトラベルキャンペーンの利用を全国で一斉に停止を発表。

もうね、色々と意味不明だらけ過ぎて本当に呆れちゃいますよ。

そりゃあ、医療の緊急事態を宣言されますよね。

そりゃあ、生活の緊急事態宣言も見てみぬふりするしか出来なくなる程に増え続けてきちゃいますよね。

と、、、

ぼやきが入って、なんだか話がそれてしまいましたが、

12月20日、僕は『自分の為』に沖縄へと歌いに行って参りました。

飛行機に乗り込む際、3月と全く同じ感情にさせられるFacebookの書き込みを頂きましたが、自分は本当その方の考えもわかるので、見る人が見たらなんだか怒られてるというか絡まれてるみたいに見えるかもしれませんが、逆にこの感情を頂けた事に対して、感謝の気持ちでいっぱいなんです。

それと、

これも3月と同じ。

やっぱり、

行って良かった。

行けて良かった。

常識が単色ではないように、

人間の数だけ考えがある。

誰かの目玉からは見れないように、

様々な立場がある。

みんな一緒じゃない。

みんな同じじゃない。

それは『自分』ひとりだって同じ。

状況によって全く同じなんて有り得ない。

正解も答えもひとつなんかじゃない。

『生活』をする。

『生活』がある。

生きて活動することって、きっとそういうことなんじゃないかなと思います。

『病気のおっかない』

と、

『病気以前に生きていけなくなるおっかない』

もしかしたら、

「何かを得る為何かを失う事になる様に、片方が大事ならばもう片方は犠牲にしなくてはいけない。」

と誰かは言うかもしれない。

けど、

誰がなんと言おうと